マレーシア農園ツアー2014リポート

●ツアー目的
・カカオ農園視察
・バリーカレボーマレーシア工場視察
・バリーカレボーシンガポール工場視察

●期間
2014年5月18日~2014年5月23日

●参加人数
16名(内 弊社関係者 6名)

≪カカオ農園の風景とカカオに関する情報≫

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農園の看板

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木になるカカオポッド

今年は残念ながら最盛期がズレてしまった為、
鈴なりのカカオポッドを見る事は出来なかった。
それでも、カカオの木には大きく育った
カカオポッドが実っていた。

★20年前は400,000㎡あったこの農園もカカオの木の病気や天候不順、パーム油への生産の移行などの理由により30,000㎡ に減少。

★このカカオ農園での取り組み
オーガニックへの移行、土壌の入れ替え、カカオの木の植え替えを進めている。

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余分な木を切る

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拓けたエリアの土壌を入れ替える

現在、1㌶当りのカカオ豆生産量・・・1t

1㌶当りのカカオ豆生産量 『3t』 を目指している

★カカオ豆について
・1㌶当り、約1,000本の木が植えられています。
・1本のカカオの木で約60個のカカオポッドが実ります。
・1つのカカオポッドから30~40粒のカカオ豆が取れます。
・1kgのカカオ豆を取るために、カカオポッド6個が必要になります。
・収穫期は年に2回あります。
5~6月、11~12月

★農園での実際の光景

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カカオポッド

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カカオ豆

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農園の方に、カカオポッドを割って頂きました。
右上の写真にある、カカオポッド内部では
カカオ豆がパルプと呼ばれる白い果肉
に包まれています。
参加者で試食しました。
この時点でのパルプは甘いんです。

★カカオポッドからカカオ豆へ
・カカオポッドを割って、中のカカオ豆を取り出す機械が導入されています。
能力:カカオポッド3,000個~4000個/1時間

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手作業で行った場合、1人が1時間に割れるのは30~40個ですので、この機械ではその100倍の作業効率となります。
・カカオ豆の発酵
カカオ豆は取り出した後、12時間以内に発酵しなければいけません。

014.jpg←発酵の際に使用する木箱。
この中にパルプに包まれたカカオ豆が入れられ、発酵させます。


・カカオ豆の色
015.jpg←カカオ豆を発酵させると、パルプがなくなり、カカオ豆自体も綺麗な茶色になります。


・カカオ豆の乾燥
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ステンレスステンの板を敷いた上に並べ、天日で乾燥させます。
大体、3~4日で乾燥します。

≪バリーカレボーマレーシア工場≫
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工場正面

★この工場では農園で収穫したカカオ豆からカカオマスに加工します。
この工場での摩砕量 70,000t/年
1年間のうちメンテナンスを行う4~5日以外は稼動しています。

★加工工程
洗浄 専用ポッパ-にて予備焙煎(100度、2分)し、シェルを外しやすくする

ホールビーンズを割る

豆を割った後、シェルとニブを風力選別にて分ける

ロースト(焙煎)温度120度 (アルカリ処理を2時間行う)

工程終了 ⇒ 80度~85度のクーリング(冷却)をし、3段階の摩砕工程へ

粒を合わせる(混ぜる) ⇒ 粒を液状にする(細かくしていく) *この工程を3段階

プレス カカオバターとカカオケーキ(円盤)に分かれる。
*カカオケーキを摩砕するとカカオパウダーになります。
カカオパウダー、カカオマスが7割、ココアバターが3割

ふるいを通す  ⇒ カカオリカーへ

規格合致後、微生物検査しカカオリカー、カカオバターに分けてタンクに。

テンパリング

パッキング
カカオマス(15kg、25kg)
カカオリカー(1t)

*ココアパウダーは600kgと25kgの2タイプ

≪バリーカレボーシンガポール工場≫
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工場正面

★この工場ではマレーシア工場で加工したカカオマスからチョコレートに加工します。
この工場では、バリーカレボー社の製品の内、SICAOブランドの製造を行っている。
生産能力 ダークチョコレート・ミルクチョコレート  24,000t
ホワイトチョコレート           12,000t
モールディングライン  3ライン(ブロック、カレット、チョコチップ)
出荷先  東南アジア一円(オーストラリア、ニュージーランド含む)
BRC認証、ISO、HACCP、ハラル認証 取得済み
年中無休24時間365日稼動
1年に2回、2週間ラインを止めてメンテナンスがある

★加工工程
カカオ豆原料受け入れ

ミキシング カカオマス、カカオバター混合

リファイニング(微粒化)

コンチング(精錬)

仮保管 *リキッド状

大きいタンクで保管
リキッドの内、85%は成型、15%はバルクでローリー出荷

≪おまけ≫
シンガポールにて、チョコレートバーに立ち寄りました。

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入口の看板

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ロリポップ(奥のピンク)
チョコレートクッキー(左手前の容器)

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チョコレートジャム(左の瓶)
オレンジピール・レモンピールのチョコ掛け(右の容器)

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入口の看板アマンドショコラ(奥の容器)
ボンボンショコラ(手前の皿)

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ボンボンショコラ(手前)
巨大なポッキーのような菓子(右奥)

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ミントチョコレートケーキ

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ピスタチオとチョコレートと
クランチのベリーヌ

☆ チョコレートバー
シンガポールマリーナベイサンズの屋上にて楽しむことができるチョコレートバー。
57種類ものチョコレートが常に揃う、本格的なチョコレートブッフェはチョコ好きの方にはまさに天国のような体験ができます。シンガポールの街並みを一望できる夜景も有名です。